xavolog

同居しているカニ様の記録だったりあれこれ

美術館を梯子

形を覚えたい

今日は自転車

「絵はすぐに上手くならない」という本で形を覚えるべしと教わってから、自分なりにこうしたら良さそうと思って取り組んでいるのが上の絵です。
まず記憶だけを頼りに描く、それから資料を見ながら描く。

普通にクロッキーしただけだと割と右から左に素通りしていく感じがあったのですが、これだと前に書いた自分の絵と比較して実はこうだったというのが印象に残りやすい気がしています。

本当は実物を見ながら描いた方がいいのですが、今のところ写真資料に頼っている感じです。

ガウディ展とワールドクラスルーム

国立近代美術館にガウディとサグラダ・ファミリア展、森美術館にワールドクラスルーム展を見に行きました。
近代建築と現代アートでだいぶ趣が違いますが、どちらも見に行けてよかったです。

gaudi2023-24.jp

www.mori.art.museum

ガウディとサグラダ・ファミリアの関係については恥ずかしながら平均的知識以下しか知らなかったので、スペインの歴史的背景や幾何学との繋がりも見られて以前より断然興味が湧きました。

スペインのあるイベリア半島イスラム教国が支配していた頃があったんですね。(常識ですか?)
ウマイヤ朝というらしい。
半島からイスラム教国が追い出されてからガウディの時代までだいぶ経ってるのに建築が残ってるのか?と思ったらコルドバの聖マリア大聖堂というのが当時のモスクなんですね。

幾何学に関しては、サグラダ・ファミリアがかなり有機的な形状のイメージがあったのでそんなにガウディが幾何学に造詣が深い人だと思ってなかったです。
まあ建築は力学と切っても切れないので数学わからないと難しいは基本としてあるでしょうが…。
おもりをつけた紐を逆さ吊りにして建物の形状を検討してた話が面白かったです。

ワールドクラスルームの方は東京大学の保管してる数学図形の立体模型をカッコよく写真どりした作品が特に好きかもです。
コンセプチュアルな現代アートも興味ありますが、あの石膏模型はインターメディアテクで実物が展示されていてとても美しい形だと思うので、それを主役に堂々とした写真に収める目の付け所に共感を覚えます。

あと印象的だったのは遺体(説明の感じだと本物)に向かって死について講義する映像作品や、インド独立時の演説を読み上げるサウンドインスタレーションですかね。

美術館梯子したせいで時間が遅くなってしまい最後の方は結構駆け足で見てしまいました。