xavolog

同居しているカニ様の記録だったりあれこれ

カニの世話まとめ(2020/12現在)

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前回のまとめ

 

xavolog.hatenablog.com

 

から1年経ったので、現在のカニの世話方法についてまとめ。

こういう方法がいいということではなく、あくまで記録です。

飼育環境例

全体

  サワガニ レインボークラブ
飼育期間 1年5ヶ月

1年4ヶ月

ケージ最大幅 30cm 60cm

人工飼料

(レオパドライフード、ザリガニの餌、セラクラブナチュラル)

市販餌(デュビア、クリル、レオパドライフード)

スーパーで買えるもの(にんじん、かぼちゃ、枝豆、レタス、など)

床材 ソイル(吸着系)

テラリウムソイル、ヤシガラ、落ち葉(カブトムシ用に売ってるもの)

水入れはカメのろ過砂利

水換え 4日に一度1/4 2,3日に一度全水
温度 18~28 22~30
混泳 ミナミヌマエビ なし
その他設備 人工シェルター、流木、石、水草、ハイドロ苗、苔

人工シェルター、コルク、流木、ガジュマル

ケージ

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飼育ケージの図解

上がレインボークラブ 、下がサワガニの設備です。

レインボークラブ 

レインボークラブ のケージは引き続きJURAパーク600です。

 

 このケージは下がプラスチックで全体的に軽いのがとても良いのですが、使っていて感じた欠点があります。

  • 下にシート型ヒーターが入らない:中央に丸く大きめの足構造があり、つっかえます
  • 上部の金網の塗装が熱に弱い:ヒーティングトップを上に置いたら変な臭いがし始めたので、工作材とアルミメッシュで蓋自作しました…
  • 底のプラスチックが柔軟すぎてたわみが不安になる

個人的にケージ自体の重さはかなり気にしているところなので、その点でこのケージは理想に近く、ゆえに惜しいです。

ヒーターが入らないのも困りますが、金網が熱に弱いのがどうかと思います。熱源を必要とする爬虫類が想定されていないとも思えないのですが…

 

ケージはともかくとして、新しい設備としてガジュマルを導入しました。非常食用途です。結構水草とか植物を入れておくと野菜より食べるのです。

ガジュマルを選んだのは、オカヤドカリとセットで入れられることが多いことから甲殻類に安全な植物だと判断したためです。実際かじったりしてましたが特に体調悪化などありませんでした。

ガジュマルは鉢植えにした状態でケージに入れています。そのまま植えると水が周りの床材に拡散してしまって(植物の)調子が悪くなったり、カニが掘り返したりしてしまいます。

 

サワガニ

サワガニの方は、憧れのアクアテラリウムっぽいケージにしてみました!

そのことは過去記事に書いたのでそちらを参照。

 

xavolog.hatenablog.com

 

底面フィルターに水中ポンプを差しています。

 

 チャームでお任せハイドロ苗を購入し、それをメインの植物として周りに丘を作っています。

丘部分はハイゴケとセラギネラが繁茂しています。

このハイドロ苗、正体がわからないのですがものすごく勢いがあり、根っこが鉢から飛び出して底面いっぱいに張ってきてます。サワガニが底面フィルターに被せてる布を剥がそうとしてしまうので根っこが縫い付けてくれるのを期待してそのままにしてますが、見た目はあまりよくないです。

また、アクアテラにしたら途端にコケが生えるようになってしまったので、サワガニの非常食役の期待も込めて(?)ミナミヌマエビを入れてみました。

コケは綺麗になりましたが、結果的にはちょっと混泳には狭すぎたので、カニの居心地があまり良くないかもしれません。食べるかと思いきや襲う気配がないですし逆に逃げてます。

これに関しては広くすることで対応予定で、今水槽を立ち上げ中です。

温度管理(冬)

 

前記事参照。自作の温室で保温しています。 

xavolog.hatenablog.com

 ちなみに夏場は普通にクーラーです。流石に28度超えたら人間も生きていけないので。

 床材

サワガニ

吸着系のソイルに変えました。アクアテラなのに吸着系?と思うかもしれないですが、狭いので栄養系にすると富栄養になると思ったためです。

レインボークラブ

一度以前の床材を捨ててテラリウムソイルに取り替えています。

 

 カニ目線でどうかは不明ですが、臭いもあまりしないですし穴掘りの習性もよく引き出せているので気に入っています。

ここにヤシガラとカブトムシ飼育用の落ち葉を入れています。

ちなみにトビムシが大量発生していますが、有機物を分解してくれるのでそのままにしています。そのお陰か、高湿度でもカビなどは生えていません。

エサ

サワガニ

レオパドライフードやセラのクラブナチュラルなど人工飼料がメインです。アクアテラにしてからは水草が常にあるのでやや肉食寄りにあげています。

最近キョーリンのザリガニの餌が嫌いになってしまったようです…

レインボークラブ

肉系と野菜系をセットで。


肉系
デュビア、クリル、レオパドライフード、ボイルえび、乾燥ミールワーム、ゆで卵(殻つき)
植物系
わかめ、にんじん、かぼちゃ、じゃがいも、さつまいも、レタス、フロッグピット、枝豆
その他
ミネラルタブレット(エビ用)、麩

乾燥野菜はあげなくなりました。生だとニンジン食べるっぽいです。

一番の変更は生き餌、デュビアです。生きたままあげてませんが…。

一度生きて暴れまわっているデュビアをあげてみたところ怖がって寄り付かなかったので、お湯でシメてからあげています。反応はいいです。なぜかお腹は食べ残しますが、上半身はよく食べてくれます。

お腹もせっかくブリブリ太らせたのでご賞味いただきたいのですが何が気に入らないのですかね。

デュビアはいわゆるダスティングをしてからあげています。

フロッグピットはサワガニ水槽で増えまくるのを時々レインボークラブ の水入れに投入しているのですが、気がつくと食べています。

水換え・掃除

サワガニ

底面フィルターになったので以前より少し間隔をあけて、4・5日に一度水換えをしています。エビもいるので全部ではなく一部の入れ替えです。

植物が吸い上げるせいか、水の減りが早いので足し水の方が多いです。

レインボークラブ

2・3日に一度水入れの水を全取っ替え。

床材は目に見えるゴミを取り除いた後かき混ぜて底の方のソイルと表面を入れ替えるようにします。

ヤシガラは汚れを吸着しやすいので時々ソイルごとすくって捨て、新しいものを入れます。

照明

両方とも高演色のLEDライトをつけています。

軽いし色味が綺麗に見えるし水槽に設置する前提の設計になっているので使い勝手がいいです。

タイマーで7:00~17:00の間点灯しています。

扱い方

前回と変わらず、触らずで時々ピンセットで直接給餌を試みています。

一度ミルワームを金網越しに手で持ってあげてみたら食べてくれました。

現環境でのカニの様子

サワガニ

シェルターにひきこもり状態。

一度20度以下になった時は冬眠の準備か一日中歩き回っている状態になりましたが、保温設備が整ってからは全然出てこなくなってしまいました。

食べ物を渡しても以前のように食いつくことはなく、逃げていきます。

なにか間違えている…?

レインボークラブ

天井を歩くようになりました。

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いる。

ニンジャです。レインボークラブ はニンジャだったのです。

近寄ったらびっくりして落ちるのではないかと不安になったのですが、意外としっかり踏ん張っているようで近くで見ても落ち着いていました。

また、以前はビビると縮こまるだけでしたが、春ごろからハサミで攻撃してくるようになりました。ハサミを閉じて先端で突き刺すようにパンチを繰り出してきます。かなり速いので多分当たると痛いです。

ピンセットで餌を渡すと、興味のある餌の時だけ思いっきりピンセットを挟んできます。

相変わらず食べる様子は見せてくれないのですが、強気になってきたな、とは感じます。